5.30.2011

memo:books

Ⅰ.
森重 三玲 『枯山水』中央公論新社

Ⅱ.
森重 三玲 『モダン枯山水』 小学館

Ⅲ.
吉村 弘 『都市の音』 春秋社

Ⅳ.
佐藤 正英 『手にとるように哲学がわかる本』 かんき出版

Ⅴ.
伊藤 俊治、港 千尋 『移動する聖地 テレプレゼンス・ワールド』 NTT出版

Ⅵ.
鈴木 大拙、エーリッヒ・フロム、リチャード・デマルティーノ 『禅と精神分析』 現代社会学叢書

 

「雨音はカリンバの音色に似ている」

現在日付変わって零時十五分。
外は相も変わらず雨が降りしきる。
僅かばかり開けた窓から時折吹き込む夜風が肌を撫で、
ひんやりとした冷気が微睡みの入口から私を引き戻す。


Colleen "I'll Read You A Story"



Roland P Young "Crystal Motions"



Alejandro Franov "Gandanga"
http://www.we7.com/song/Alejandro-Franov/Gandanga?m=0



雨音の中に紛れる様に。
そして意識は泥灰の夢へと沈んでゆく…。


 

5.25.2011

螺旋の妙



ジャン=リュック・ゴダール「アルファヴィル」





ウラジーミル・タリトン「第三インターナショナル(
コミンテルン)記念塔」





オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」






ディストピア的世界観への羨望、ということで。

   

5.19.2011

ポップ・シュール

ダニエル・ギヨネ “空想の階段”




これを初めて見たのは大学2年次の頃だったか。
ルネ・ラルー関連で映像作品を漁っていた私は「ルネ・ラルーズ フェイバリッツ」という短編集を見つけ、そこにこのダニエル・ギヨネの“空想の階段”が収録されていた。

話の筋はこれといって無く、夜中に不穏な音に起こされた男の悪夢がただ淡々と目の前で繰り広げられていく。劇中であらわれるサイケデリックな電子音が心地よい不気味さを演出している。最後に告げられる一言は一体どんな意味を持っているのだろうか…。

動画を見つけることが出来なかったが、同じDVDに収録されているダニエル・ギヨネの“ZOO”という短編もオススメなので、機会があれば是非見て頂きたい。

 
 

5.18.2011

252



さてさて、このブログも更新が止まって大分経ってしまった。
前の投稿から今に至る迄、様々なことが起こり過ぎた訳だが、私がここでそれについて饒舌に語るのはちと場違いか、と思う次第。
なのでいつもの様にまたどうでも良いことをつらつらと書き綴って“生存報告”とかえさせて頂こう。

先ず、私が所属するOpen Reel Ensembleの公式ホームページがこの度めでたく、ようやく開設のはこびに。

Steam Blue .net
http://www.steamblue.net/

このサイトでOpen Reel Ensemble、蒸気青月楽団、Braun Tube Jazz Bandと3つのプロジェクトに関しての、ライブやらメディア掲載の情報をこれから公開していくことになるようだ。
なので公演の情報等が知りたい方はこんな辺鄙な地へ来ずともそちらの方を参照してもらえると私としてもこちらでは心置きなく、存分に下らないことを書かせて頂ける。


さてさて、とここでもう一度仕切り直し
ここからは本当に私の趣味・趣向に偏った話をさせて頂こう。
その方がボキャブラリーに乏しい貧相な脳味噌を駆使して書く駄文と言えどまだ書き易いものだし、あまり深く考えずに書けそうなのでもう少し更新の方も頻繁におこなうことが出来るだろう、と思う。


Sun Ra - Disco 3000 -




Sun Ra(p,org,synth,drum box)
Michael Ray(tp)
John Gilmore(ts)
Luqman Ali(dr)


出だしからまた奇特なものを選んでしまった訳だが、変なものだということを自覚しているしまあそれが好きなので性懲りもなく紹介させて頂こう。

Sun Ra本人の詳細はここでは割愛させて頂くとして、このアルバムは78年にミラノでのコンサートでのライブ版。有名な「Sun Ra Arkestra」の大編成とは趣の異なるクァルテットでの演奏。謎のシンセサイザー/リズムマシンのCrumar Mainmanが奏でるペコポコリズムと突き刺さる様なキーボードが妖艶な呪術の夜へと誘う。