7.23.2011
活動記録
只の覚え書き。
6月:
和田氏のプロジェクト「Braun Tube Jazz Band」のフランス公演、「Open Reel Ensemble」のスペイン公演のため海外へ赴く。
成田空港から北京を経由しパリはモンパルナス空港へ到着。夜のパリの街、それでも中心からは外れた郊外で一泊。小さな宿ではあったが若いオーナーの感じの良さに長旅の疲れも癒える。部屋から見下ろす路地は石畳。東京から遥か遠くまで来たものだと感慨にふけながら就寝。
次の日朝は雨、小さな宿の小さな食堂でクロワッサンとカフェオレを朝食に、ヨーロッパの朝を満喫。TGVにて会場のサンブリュウへ移動。3時間列車に揺られる間、窓の外に広がる草原、林、長閑な風景、牛、牛、牛…。まさに"Star Guiter"の風景が眼前に広がる。
Chemical Brothers "Star Guiter"
そしてサンブリュウ到着。空気の清涼感に驚く。深呼吸をするたびに肺の中からくすんだ空気を吐き出してゆく。駅から車で10分程の静かな町の中に今回宿泊するホテルはあった。小さな深緑色のドアを開けるとフロントには気だての良さそうなオーナー。拙い英語同士でなんとかコミュニケーションをかわし無事チェックイン。因みにホテルの向かいは猫のいるバー、隣は赤い外装のカフェ。まさに思い描いていたフランスの小洒落た景色の中に自分がいる不思議。
特に驚いたことは日本に比べて日が出ている長さが長いことである。夜の10時頃からようやく暗くなるのだが、町の商店は夜7時には閉まってしまう。なので町を歩いているとまだ周りは明るいのに道からは人が消え、まさに白昼夢の中に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥ったのである。
一時幕間。
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